事業内容
事業内容
当社は、山口大学及び同大学の技術移転機関である有限会社山口ティー・エル・オーから独占的に導入した、PRIME技術を応用したCAR-T細胞という最新のがん免疫療法を介して、固形がんに対する安全かつ有効な治療薬を開発する事業を展開しています。
PRIME技術は、投与するCAR-T細胞のみならず、患者の体内の免疫細胞を活性化することで優れたがん治療効果を期待することができ、がん免疫応答を利用する多様な細胞医薬品や遺伝子治療を含めた、幅広い再生医療の分野に応用できる可能性を有するプラットフォーム技術です。このPRIME技術に固形がんが発現する様々な抗原を標的とした治療技術を組み合わせることにより、固形がんの治療を目的とした様々な遺伝子改変免疫細胞療法を開発しています。
当社は、自社が主導して創生する「自社創薬」と、PRIME技術を他社にライセンスして医薬品開発を進める「共同パイプライン」の2つの事業モデルを有するハイブリッドビジネスモデルを構築しています。
会社沿革
2015年4月 | 東京都中央区において国立研究開発法人国立がん研究センター(以下、国立がん研究センター)及び国立大学法人山口大学(以下、山口大学)発のベンチャー企業として設立 |
2015年9月 | 山口大学と共同研究契約を締結 |
2015年10月 | 山口大学より次世代型CAR-T細胞プラットフォーム技術に関する第三者へのサブライセンス権付き独占実施許諾を取得 |
2017年8月 | 武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品)(※1)と共同研究開発に関する提携 |
2018年12月 | 武田薬品とNIB102及びNIB103導出に関するライセンス契約を締結 |
2019年3月 | 東京都港区に本店移転 |
2019年8月 | Adaptimmune Therapeutics plc(※2)と共同開発に関する契約を締結 |
2019年11月 | Autolus Therapeutics plc(※3)とライセンス契約を締結 |
2020年7月 | 武田薬品がNIB102の第Ⅰ相臨床試験を開始 |
2021年12月 | 武田薬品がNIB103の第I相臨床試験を開始 |
2022年1月 | 自社パイプラインNIB101の第I相臨床試験を開始 |
2022年8月 | 中外製薬株式会社とライセンス契約を締結 |
※1 武田薬品とは、同社の100%子会社であるMillennium Pharmaceuticals, Inc.を通じ契約しております。
※2 Adaptimmune Therapeutics plcとは、同社の100%子会社であるAdaptimmune Limitedを通じ契約しております。
※3 Autolus Therapeutics plcとは、同社の100%子会社であるAutolus Limitedを通じ契約しております。