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社長メッセージ

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代表取締役社長:玉田 耕治

当社はがん免疫療法の将来性を信じる仲間によって、2015年4月にアカデミア発ベンチャーとして誕生しました。長年にわたって取り組んできたがん免疫療法の研究成果を基盤に、今以上に優れた治療効果を発揮できる次世代のがん免疫療法を実用化して患者さんに届けることを目指しています。

がんに対する免疫療法の研究には長い歴史があります。多くの治療法が提唱され、数々の薬剤について効果を検証する試験がおこなわれてきました。しかし、残念ながらその大部分は大規模な臨床試験において従来の標準治療を上回る効果を実証することはできず、「免疫療法はがんの標準治療にはなれない」と考えられた時代が続きました。そのような中、1990年代以降の腫瘍免疫学の革新的な進歩により、2010年代前半には免疫チェックポイント阻害剤が、2010年代後半には遺伝子改変技術を利用したCAR-T細胞療法が薬事承認されるに至りました。これらの免疫療法は、従来の標準治療では効果のなかった患者さんに対して優れた治療効果を発揮し、真の意味でのがん免疫療法として確立しました。ただ、がん免疫療法でも効果が得られない場合や、一度は効果が得られるものの再発してしまう場合もあり、更なる改良や次世代技術の開発が強く望まれています。

我々は、強みである高い研究力や開発力を原動力として、既存の枠にとらわれることなく最新の知見や技術を最大限に活用し、「生きた薬剤」とも言われる細胞療法の一つであるCAR-T細胞を中心とした事業を推進していきます。パイプラインの開発は自社のみならず、我々の有するプラットフォーム技術を介した事業提携により、世界中のバイオ・製薬企業と共同で行っていきます。このような事業活動の先に我々が見据えるのは「がんを克服できる時代」の到来です。当社設立時の想いである「免疫の力でがんを治療したい」「がんという病に苦しんでいる世界中の患者さんに希望を届けたい」という初心を忘れず、常に最新のがん免疫療法を創生し続けることを目指します。